SCANDALOUS BLUE 6 [SCANDALOUS BLUE]

 久しぶりに美容院にいきました。ボブにしてもらったんだが、何ていうか…
バナナマンの日村さんが鏡に映っててびっくり! って、俺じゃん(苦笑)
 ってかんじでした。食生活がアレ過ぎて、いろいろ、反省する必要があるようです。

 今回もSCANDALOUS BLUE の続きです。またしても、二人が一緒にいない(苦笑)
これが完結したら、ラブコメ書くんだ…w
SCANDALOUS BLUE 6


 「キューマ、顔が怖いわよ」
 店番をしているキューマの眉間を、ロロがつついた。
 「ねぇ、いつまでそうしているの」
 「いつまで、って・・・」
 「傷つけたくないのはわかるけど、何も言わないままでもいられないでしょ。だったら、一緒に悩んで解決していくほうがいいじゃない」
 「そうだな、ありがとう。ロロ」
 
 村長がいつ帰ったのか覚えていないほどカズは動揺していた。ただ、ソファーの上で膝を抱えて床を見つめていた。
 キューマが悩んでいたのは自分のことだった。魔王の生まれ変わりだなんて、言えるはずがない。言うのを悩んでいたキューマに、酷いことをいったものだと苦笑を浮かべる。
 「ただいま・・・って、電気も点けずになにしてんだよ」
 帰ってきたキューマは、真っ暗な部屋の中にいたカズに驚いた。
 「キューマ」
 ぼぅっとした表情でキューマの名を呼んだ。
 「具合でも悪いのか」
 ケンカしていたことも忘れたかのようにキューマが駆け寄り、視線を合わせるようにカズの前に屈んで額に手をあてようとした。
 額に触れようとした瞬間、我に返ったカズはキューマの手を避けた。
 「熱を測ろうとしただけだろ」
 再び、触れようとした手をよけて立ち上がる。
 「今日はお前と一緒にはいたくない。というか、もう、一緒にいたくない。この家から出て行ってくれ」
 そういって、カズはキューマを追い出そうとした。
 「待ってくれ、今日はどうしてもお前と話したいことがあるんだ」
 「俺にはない。もう、こりごりだ。好きだとかなんだとか、ずっとお前に振り回されていると前から思っていたんだ。お前のことなんて、好きじゃなかった。顔も見たくない」
 キューマの返答を聞かずに、自宅から追い出した。
 「カズ、開けてくれ。俺の話を聞いてくれ」
 「嫌だ」
 「カズ」
 いくらドアを叩こうとも、カズは扉を開けようとはしなかった。
 人の気配にキューマが振り向くと、村長とその補佐に当たる人物がたっていた。
 「キューマ、村に帰ってもらうぞ」
 開かれないドアを振りかえり、キューマは頷いた。


2011-05-14 22:51  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

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